猛不倫賞獲得、異質のプロ野球選手清田育宏
球界の問題児を語る上でこの選手は外せないだろう。
入団初年度である2010年は春季キャンプで左脇腹を痛め、 開幕2軍スタートとなったが、5月に右膝を負傷した荻野貴司に代わり1軍に昇格。5/ 24のタイガース戦で代走としてプロ初出場を果たすと、5/26のカープ戦でソリアーノからプロ初安打を放った。 その後、8/4のイーグルス戦でプロ初本塁打を放つと、出場機会を増やし、最終的に64試合に出場、打率2割9分、 2本塁打、18打点という成績を残した。
その後も清田の勢いは凄まじく、第五戦では森福允彦(まさひこ) 、日本シリーズ第一戦でも吉見一起(かずき)から本塁打を放ち、ポストシーズン3本塁打という新人記録を打ち立て、 同日本シリーズでは優秀選手を獲得している。
翌年以降のシーズンも怪我で調子の浮き沈みはあったものの、 日本代表候補に選ばれるなど順調なキャリアアップを見せていた。
しかし清田はプロ野球選手としては一流であったが、 素行面を見ると最悪の選手だったと言えるだろう。
■パズドラ不倫
清田は妻子がいながら2015年から不倫をしており、さらに女性側で妊娠が発覚。
それを隠蔽しようとした清田は中絶を強要。女性は苦悩の末中絶している。
これら一連の流れから二人の関係はどんどん悪化していった。
その際の清田のとんでもないメッセージの内容に驚いた人も多かっただろう。
「自分があいにしてしまったことは本当にごめんって思ってる!
しっかり供養とかはする!だから本当に許して欲しい!お願いします!本当に!」
というとんでもないメッセージを残している。
これらのことから野球掲示板では供養と清田をもじり供養たという蔑称で呼ばれている。
■再びの不倫
2020年10月上旬、ロッテにコロナウイルス集団感染が発生し、感染により一時離脱した清田だったが翌2021年1月にフライデーにより2度目の不倫が発覚。2020年9月末の札幌遠征時の不倫が報じられ、部外者との会食禁止という球団のルールを破っていただけでなく、口封じのために不倫相手の受診を止めていたというマジキチムーブを展開。
余談だが、無期限謹慎処分から12日後の1月27日、2021年シーズン向けに野球規則が改定され、その中で「出場停止中の者は試合中、新聞記者席や放送室の中に入ることはできないが、スタンドから試合を見ることは許される」との条文が加えられ、野球掲示板では「清田ルール」と揶揄されている。
■猛不倫賞達成、そしてクビへ
2度の不倫時に受けた無期限謹慎処分が解除され、実戦復帰を果たした矢先の2021年5月19日、フライデーによって3度目の不倫が判明した。
清田は5番DHとして謹慎明け二軍公式戦初出場を果たした5月12日の夕方5時。試合を終えて向かったのは妻子の待つ自宅ではなく目黒区内のマンションだった。再び清田が姿を見せたのは、3時間以上が過ぎた夜8時半。
隣にいるのは女優の黒木メイサを思わせるスレンダー美女だった。仲良く寄り添って歩いた二人は、駐車場に停めてあった清田の愛車に乗り込んだ。
ちなみに帰りは150km/hの猛スピードで高速道路を爆走したというおまけつきだった。
■清田、ロッテに宣戦布告
それでも諦めない清田は契約解除を不当としてロッテ球団を東京地裁へ提訴するという驚きの行動に出た。
11月4日に第一回口頭弁論が実施された際にそれが世間へ露呈した。
この一連の騒動は日清戦争になぞらえて「ロ清戦争」、「清田、CSに参戦」、「CS水指し野郎」などと呼ばれた。